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はじめてのキャンプ選び

サマーキャンプの選び方ガイド

近年、英語キャンプへの関心が高まり、さまざまな団体がキャンプを運営するようになりました。選択肢が増えたことで、ご家庭やお子様に合ったキャンプを選びやすくなった一方で、「どのように選べばよいのかわからない」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。お子様にとってより良いキャンプ体験を実現するためには、キャンプを選ぶ際に何を重視すべきかを理解しておくことが大切です。

本ガイドでは、検討時に考慮すべき重要なポイントを提示し、皆様がより納得のいく選択ができるようサポートいたします。

目次

宿泊型キャンプとは

宿泊型サマーキャンプは、子どもたちにとって、家を離れた環境で生活し、学び、思いきり楽しむことができる特別な体験を提供します。

アメリカで現在も続いているサマーキャンプの中で一番古いものは、1885年に始まり、140年以上の歴史があります。
近年日本でも、この「没入型キャンプ体験」が、子どもたちにとってどれほど大きな成長をもたらすのかに注目するご家庭が増えています。

宿泊型キャンプのメリット

宿泊型キャンプには、子どもたちの成長を大きく後押しするさまざまなメリットがあります。新しいことに挑戦し、それを達成する経験を通して、自信が育まれます。多様な仲間と共同生活を送る中で、相手への思いやりや自分の考えを伝える力がつき、社会性協調性が育ちます。また、親元を離れて生活することで、自分で考え行動するようになり、自立心レジリエンス(困難を乗り越える力)が育まれます。

そのほかにも、興味や関心を深める力、問題解決力や意思決定力、そして長く続く友情など、キャンプを通して得られる学びや影響は多岐にわたります。学校とは全く異なる環境で、子どもたちの可能性を広げ、成長を促す機会になることでしょう。

一方で、決して安くはない費用がかかるため、安全・成長・楽しさの観点から、適切なキャンプ選びが重要です。サマーキャンプ選びのポイントは、参加の目的、ご家庭のスケジュールや移動や送迎などの実務面および予算、キャンプの質と安全性に対する信頼などを考慮する必要があります。 

キャンプ選びで検討すべきポイント3つ

1. キャンプ参加の目的を考える

キャンプは、お子様への投資です。どのような成果を期待していますか? 特定の分野の学習、自然・野外体験、 言語の習得、 人間的成長など、お子様をキャンプに参加させる目的は何でしょうか?  また、スマホやゲーム等から離れた環境を作るなど、他に欠かせない条件はありますか?

2. サマーキャンプの種類を選ぶ

  • 冒険 / 旅行型キャンプ
    アウトドア活動(ハイキング、ラフティングなど) に特化
  • 語学キャンプ
    英語力を伸ばす、または強化することが目的
  • アメリカの伝統的なサマーキャンプ(総合型)
    スポーツ、クラフト、キャンプファイヤーなどを取り入れたアメリカンスタイルのサマーキャンプ
  • 分野特化型キャンプ
    音楽、ロボット、スポーツ、演劇など一つの分野に特化
  • 学習・能力開発型キャンプ
    学習重視のプログラム (STEM、ライティング、受験対策など)

一つの要素を取り入れたキャンプだけでなく、複数の要素を組み合わせたキャンプもあります。たとえばイングリッシュアドベンチャーでは、<英語>を使いながら<アウトドアでの活動>を楽しみ、キャンプファイヤやキャンプソング、クラフトなども取り入れた<アメリカンスタイルのキャンプ>を満喫することができます。

3. 実務面からも検討する

  • 予算
    日本では、キャンプ期間は 5〜6日間(4〜5泊) が一般的で、費用は 12万円〜20万円程度が目安です。分野特化型キャンプでは、30万円以上になる場合もあります。 

    「高ければ高いほど良い体験ができる」と言われることもありますが、費用が高いからといって、必ずしもお子様にとって最適なキャンプとは限りません。費用は、たとえば宿泊施設がシンプルか豪華かによって変わりますし、キャンプの規模 (小規模キャンプは固定費をまかなうため料金が高めになる場合があり、大規模キャンプは料金を抑えられる場合があります)によっても変わります。 

    「同じ条件で比較すること」も重要な要素です。料金を比較する際は、含まれている内容が同じかどうかを確認しましょう。

    1. 交通手段
    2. 宿泊タイプ
    3. 食事(全ての食事が含まれているか)
    4. 保険やその他の諸費用


    追加費用も確認しましょう(専門的な道具や服装、現地までの旅費、その他追加費用が発生する場合もあります)。

  • 場所
    キャンプまでの移動時間や交通手段、また緊急時に駆けつけやすい場所かどうかも考慮する必要があります。 それぞれの交通手段によって、安全性、快適さ、スケジュールどおりに移動できるかなどが異なります。

  • 時期
    ご家庭のスケジュールに合っているかは重要なポイントです。また、人気のセッションから先に定員になることも考慮に入れる必要があります。 

  • セッションの期間
    短期キャンプと長期キャンプのそれぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。 

キャンプの種類ごとの比較

キャンプ運営団体のチェックポイント4つ

申し込む前に確認することの重要性

ウェブサイトやパンフレットには、参加者の笑顔や魅力的なアクティビティが多く掲載され、一見どれも同じように見えるかもしれません。しかし、大切なお子様を一定期間預けるわけですから、安くはない参加費を支払う以上、事前の確認は非常に重要です。 

1. 運営体制と許認可 ー どのような会社と契約するのか確認しましょう

会社情報が公開されているか、 運営年数や実績は十分か、 会社の主な事業がキャンプ運営か、それとも別事業が主でキャンプ運営は補助的な事業なのかなど、公開されている会社の情報を確認しましょう。

2. 旅行業登録の有無

そのキャンプ、合法ですか?

交通機関や宿泊施設の手配をともなうキャンププログラムは旅行商品となり、募集や代金の収受をすることができるのは正式な旅行業登録を受けた旅行業者のみです。

このような交通や宿泊をともなうキャンプは登録を受けた旅行業者が自ら募集・集金を行って実施するか、またはキャンプを運営する団体が登録旅行業者と提携し、募集・集金をしてもらう必要があります。この場合、契約の相手はキャンプ運営団体ではなく、旅行会社となります。旅行業登録を受けていない個人や団体が、交通や宿泊手配をともなうプログラムの参加者を募集し代金を受け取ることは、利益の有無に関係なく、旅行業法違反です。最寄駅からの有料の送迎なども同様です。

旅行業法では、消費者を保護するための義務が旅行業者に課されています。登録旅行業者には、具体的にどのようなことが法律で義務付けられているのか、ほんの一部ご紹介します。

  • 取引条件の説明・書面交付
    旅行の目的地、日程、運送・宿泊サービス、旅行代金、キャンセル料などの重要な取引条件を事前に書面や電磁的方法(メールなど)で交付し、説明する義務があります。

  • キャンセル料の規定
    旅行業法に基づく標準旅行業約款により、旅行者の都合で契約を解除する場合のキャンセル料の発生タイミングや上限額が設定されています。

  • 営業保証金の供託義務(弁済制度)
    万が一旅行会社が倒産した場合、旅行者が支払い済みの旅行代金が返金され、契約履行が保証されます。

  • 特別保証
    企画旅行において、旅行者の生命、身体、または手荷物に損害が発生した場合、旅行会社の過失でない場合でも補償金や見舞金が支払われます。

 

検討中のキャンプのキャンセル料規定に不自然な点がないか、約款や取引条件の提示の有無、旅行会社の関与の有無などを確認して、安心できる事業者のキャンプに参加しましょう。

イングリッシュアドベンチャーキャンプを運営するパノラマ合同会社は、旅行業の認可を受けており、旅行業法のもとでキャンプを運営しています。また全国旅行業協会の正会員でもあり、協会と連携しながら健全な旅行業務の運営に努めています。

3. スタッフの採用と研修

キャンプスタッフの採用、採用過程における適性の確認、キャンプ開催前の研修などにより、キャンプの質や安全性を一定の水準に保つことは、子どもたちのキャンプ体験にとても大きな影響を与えます。

ボランティアスタッフに依存しているキャンプの場合、十分な身元確認が行われにくく、事前研修が不十分または全くない可能性があります。スタッフの入れ替わりも多いため、経験不足やサービス品質のばらつき、責任体制の弱さにつながることがあります。

スタッフに適切な報酬が支払われ、専門的な人材を確保しているキャンプを選ぶことが大事です。同様に、どのような人たちがキャンプを運営(運営責任者、マネージャーなど)しているのかも確認すべきでしょう。アルバイトの人材が中心なのか、それともキャンプ運営の専門家なのか。 学歴・職歴・専門性、キャンプ経験の深さなどが伴っているのかも判断材料になります。 

イングリッシュアドベンチャーでは、子どもたちと責任を持って関われるスタッフのみを、時間をかけ厳しく選考しています。

4. 健康と安全 ー A safe and healthy camp is a fun camp!

確認すべきポイント
  • スタッフの採用と研修体制
    スタッフの質と安全意識をどのように評価しているか、研修の有無、研修内容 、スタッフはCPR(心肺蘇生法)や応急手当の訓練を受けているか

  • スタッフ1人あたりの参加者人数(スタッフ配置比率)
    アメリカのキャンプの権威であるAmerican Camp Association(アメリカキャンプ協会)が推奨するスタッフ:キャンパーの人数比率は、キャンパーが6~8歳の場合1:6、9~14歳の場合1:8です。ちなみにイングリッシュアドベンチャーでは、1:4から1:5の比率を保ってキャンプを実施しています。

  • 現地に常駐の医療スタッフはいるか
    多くのキャンプでは、少なくとも1名は基礎または上級の応急手当の訓練を受けたスタッフが配置されており、活動中の擦り傷や軽いけがへの対応が可能です。これは最低限満たすべき基準と考えられます。
    さらに、看護師資格を持つスタッフが常駐しているキャンプもあり、体調不良時やより専門的な対応が必要な場合に安心です。看護師は適切な判断のもとで医療的ケアを提供し、必要に応じてクリニックや病院への受診判断をサポートします。また、医療機関との円滑な連携も可能です。

  • 医療機関へのアクセス
    多くのキャンプが、都市部から離れた山間部などで開催されています。もしキャンプサイト常駐の看護師が対応できない病気や怪我があった場合、医療機関へ連れて行くことができるのかなども、確認してください。

  • 服薬サポート
    お子さまが薬を服用する必要がある場合、その管理方法を確認しましょう。お子様自身での管理をする場合でも、責任あるキャンプ運営会社であれば服用している薬の詳細を把握しています。お子様に服薬サポートが必要な場合は、誰がどのように対応するのかを確認しましょう。
    イングリッシュアドベンチャーのキャンプでは、専門の服薬管理担当者が配置され、薬の適切な管理と時間どおりの服用が徹底されています。

  • 食事制限・アレルギー対応
    食物アレルギーや食事の制限があるお子様のニーズに応える用意があるでしょうか?

  • 水辺の安全対策
    湖・川・海での水遊びや水泳は、夏の人気アクティビティですが、最も慎重なリスク管理が求められる分野の一つです。有資格もしくは研修を受けたライフガードが常駐しているか、その他の安全対策はどのように講じられているか確認しましょう。

  • 暑さ対策や熱中症予防のための対策
    健康であってこそ、元気にキャンプを楽しむことができます。季節や屋外・室内を問わず、休息、水分補給など、キャンパーの日常的な健康管理を行うことは重要です。

  • 緊急時対応と訓練
    火災・地震・その他の自然災害時の対応方針や明確な手順が提示されているか確認しましょう。万が一に備え、スタッフは避難誘導などの訓練を受けているでしょうか?

  • 社会的・情緒的ケア
    いじめやトラブルの対応方針は明確ですか?

  • 子どもを守るための取り組み
    スタッフ採用の際の身元調査、児童保護のための行動規範トレーニングなどは行われているでしょうか? また、スタッフが別のスタッフの問題行動を目にした際、責任者へ報告する体制は整えられていますか?

 

イングリッシュアドベンチャーでは、キャンパーの健康や安全を守るため、常に運営上の改善を重ねてきました。以下のページでも取り組みをご紹介しています。

 

キャンプについて調べる際には、まず公式ウェブサイトにどれだけ十分な情報が掲載されているかを確認することが重要です。プログラム内容や安全対策、スタッフ体制などについて具体的に説明されているかを確認しましょう。また、実際にそのキャンプに参加したことのある家庭を知っている場合は、感想や体験談を聞いてみましょう。もし、ウェブサイトの情報を読んで、不明な点や不安な点がある場合には、運営会社へ直接問い合わせることも大切です。

また、注意すべき点としては、スタッフ体制が不十分であったり、方針やルールが曖昧であったりする場合には慎重になる必要があります。問い合わせに対する回答が不明確である場合や安心できる回答を得られない場合は注意が必要です。これらの点を確認しながら、お子様を安心して任せられるキャンプかどうかを判断しましょう。

サマーキャンプは、お子様が多くの価値観や文化と出会い、友情を育み、大きな成長を遂げるまたとない機会です。十分な情報をもとにキャンプを適切に選択し、お子様にとって素晴らしい体験につながるキャンプが見つかることを願っています!