キャンプ後によくあるコメント

英語力が伸びなかったので残念
ペラペラになってくると期待したけれど、英語力あがらず残念

英会話初心者のキャンパーの保護者様からそんなコメントをよくいただきます。
キャンプで数日間英語浸けの生活をするので、英語力がだいぶアップするのではとご期待されるお気持ちはよくわかります!
英語を話せるようにならないのであればわざわざ英語キャンプに参加する意味がないのでは?とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、語学の習得は長いプロセスが必要なため、たった数日間のキャンプで飛躍的に上達することはありません。

また、英語力をつけるうえでは、英語を好きになることももちろん大切ですが同時に、英語を嫌いにならないこともとても重要です。英語に対して苦手意識を持ってしまったり、嫌いになってしまった場合にはその気持ちから抜け出すのはそうそう簡単なことではありません。

キャンプでアクティビティや生活上の体験を通して英語にふれることで「英語は難しくない」「英語は楽しい」とお子様自身に気づいていただくことは英語学習の上でとても大きな意味があります。英語はただのお勉強ではなく、コミュニケーションのツールであり生きた言葉であることを身をもって体験してもらうことが、英語学習へのモチベーション維持に役に立ちます。

キャンプに行くだけでペラペラになることはありませんが、ペラペラになることにキャンプがとても役に立つのはこの理由からです。

英語キャンプだと思ったのに、ずっと日本語を話していたようでガッカリ

帰宅されたあと「英語をたくさん話した?」と保護者様が質問された場合、お子様が「日本語ばっかりだったよ!」をお答えする場合が多く、そのお返事を聞いてがっかりしてしまった、というコメントも多くいただきます。

ご安心ください!キャンプ中は文字通りずっと英語に囲まれた生活をしています!スタッフは常に英語で話しかけ、まったくの初心者のお子様であってもできる限りたくさん英語を話してもらおうと心がけています。

例えば、「please」と「thank you」。この2つはまったくの初心者のお子様でもキャンプ中は常に使います。とても簡単に覚えられること、そして使う場面が非常に多いので、英語を話すのがはじめてや英語が恥ずかしいというお子様でも気軽に使うことができます。

「たったそれだけ?」と思われる保護者様もいるでしょう。簡単に覚えられて使う頻度がとても高い言葉ですが、それを常に「英語で言う」ことにはとても大きな意義があります。本当によく使う言葉なので、英語を話していると意識せずに使う場合が多く自然に口から出るのです。自然に英語が口から出るということ、その状況は英語学習にとりとても理想的です。

自分からの発話に関して、英会話のレッスンのような形式の「お勉強」ではなく、あくまでも生活の中やアクティビティ中に実践的に英語を使うため、特に初心者のお子様の場合は英語を使ったとしても、自分が英語を話しているという感覚はあまりないようです。これは、決して悪いことではまったくなく、英語と意識せずに、自然に話していたということですので生きた言葉として英語を話していた証拠です。

「たくさん英語を話した」とキャンパー本人が実感されるには、キャンプ中の生活のほとんどを英語でこなす程度の会話量が必要となります。チャレンジプログラムのキャンパーは、まだそのレベルには達していないため自分が英語を話していたという自覚はあまり感じられません。その感覚は、英語レベルがあがるにつれてより実感しやすくなり、英語力があがるにつれてこの感想はとても少なくなります。

一方、たった数日間のキャンプでも、日常生活や自然の中で英語を使って過ごすという「楽しい体験」を通じて、英語への興味や意識の変化が大いに期待されます。

この気持ちの変化こそが英語学習の上で大きなモチベーションになります。楽しい体験を通してもっと英語を話せるようになりたいと思うようになります。そして、実践的に英語を使う経験を通して、英語はただのお勉強ではなくコミュニケーションのツールであることを自覚し、だからこそもっとがんばりたいと思うようになるのです。

キャンプそのもので英語力を伸ばすというよりも、キャンプで楽しい体験をしたからこそ、日常に戻った時、以前よりも英語の学習意欲が向上するということは 、とても大きな成果だと言えるのではないでしょうか。

お子様に英語についてご質問される際には「たくさん英語を習った?」「たくさん英語を話した?」のような漠然とした内容ではなく具体的な場面に絞った質問をしてみてください。

「クラフトの時、ハサミを借りたい時にはどう言うの?」
「カヤックを漕ぐ棒はなんて言うの?」
「右や左に行ったり、前に進むことを英語でなんて言うの?」
「ごはんのお代わりをする時にはなんて言えばいいの?」
「お手伝いをしてほしい時にはなんてお願いするの?」

このように具体的に聞くと、英会話初心者のお子様であっても、キャンプで使った(習った)英語を教えてくれると思います。

スタッフの日本語使用

お子様が「スタッフはいつも日本語を話していたので、英語を使う時間がなかった」とお話されることが多いようですが、これには理由があります。

チャレンジプログラムのキャンパーは、英会話初心者の方がほとんどです。数年程度学習歴がある方にもご参加いただいており、もちろん個人差はあるものの、知っている単語を使える、または質問にYESやNOで答えることはできるけれど、文章で自分の気持ちを伝えることはまだまだ難しい、というレベルがほとんどです。

英会話初心者の方が、文章を使って自分の言葉で気持ちを伝えられる中上級レベルに到達するにはかなりの時間と訓練が必要であり、チャレンジプログラムのお子様がキャンプで数日間英語をずっと聞き続けていたとしても、会話力や理解力が飛躍的に伸びることは残念ながらありません。

また、初心者のお子様は理解できる英単語やフレーズの数がかなり限られているため、スタッフがずっと英語で話していたとしても、記憶にはほとんど残りません。それよりも、スタッフが日本語を話せること、スタッフが日本語で伝えたことの記憶のほうがよく定着します。

それは、お子様に限定されることではなく、大人でも同じではないでしょうか。
英会話初心者の大人がたとえばアメリカ映画を見に行った場合など、見終わったあとに「たくさん英語を聞いた気がする」と思うことはあまりないと思います。映画の上映中、2時間ずっと英語を聞き続けていてもです。

それは、おそらく映画を鑑賞している間に聞こえているのは言葉というよりも音であり、言語として認識していないからではないでしょうか。そのため、自分が理解できる単語以外は言葉として記憶に残らないのではと思います。

同様に、キャンプ中、スタッフがずっと英語で話していたとしても、英会話初心者の場合はその内容を言葉としては記憶できないのです。それよりも、日本語で聞いたことをよく覚えているのはごく自然なことで、おそらくそのために、「スタッフはずっと日本語だったよ」という感想になるのではと私たちは考えています。

キャンプ中イヤなことがあった
いじわるなお友達がいた

キャンプガイドブックでもお知らせしておりますように、キャンプ中は毎晩、その日1日をふり返る時間を設けています。何かイヤな気分や悲しい気持ちになったことがあったか、いじわるをされたと感じたか、またはいじわるされているお友達を見かけたか、などをキャンパー全員にアンケートに回答してもらいます。アンケート形式なのは、口頭で直接同じ質問をするよりも、書面のほうが正直に答えていただく率が高いからです。スタッフに言いたいことがあるけれど、いざ面と向かうとやっぱり言いにくい…というようなことも紙面だと比較的ハードルが低いようです。

もちろん、紙面でも正直に伝えるのが難しいと思われる場合や、言ってもしょうがないからと思ってしまう場合もあるでしょう。その一線を超えて声を上げることを学ぶということも成長の上でとても意味があることだと考えています。

トラブルがあった際には、キャンプ中にその場で解決できるようにすぐにスタッフにお話いただくのがベストではありますが、キャンプ終了後であっても、お子様が問題を訴えた場合にも私たちまでお知らせください。どんな些細なことでも構いませんので、率直なお気持ちをお伝えください。皆さまからのご意見を参考に、今後のプログラムの向上を図り、キャンパーの皆さまに出来る限り質の高いキャンププログラムを提供できるよう、改善を図っていきたいと思っております。

ホームシック

「夜ベッドに入ってからやはり寂しくなり泣いてしまったようだったが、スタッフの人には気づいてもらえず残念だった」というコメントをいただくこともあります。

年齢にかかわらず、特に初めて親元を離れたお子様がさみしく感じてしまうことは、ごく自然なことです。そのような状況から、どう抜け出すか、そのときを楽しむかという試行錯誤の経験こそ、自立心や心の成長を促すのに大切なプロセスではないでしょうか。

また、辛いとき、困ったときこそ黙って配慮を待つのではなく、自分で積極的に訴えることを学ぶことが、自立心を育む上でも非常に大切な経験だと考えています。

ぜひ、保護者のみなさまには、たとえキャンプ中、ホームシックを経験された場合でも 、「さみしい思いをさせたことが悔やまれる、送り出した親として残念」という面ではなく、「さみしい気持ちを我慢して乗り越えようと頑張った」というポジティブな面を見ていただき、むしろそのような経験をし、かつ乗り越えようと頑張ったことを、たくさん褒めていただければ幸いです。

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